介護お得知識

【リアル請求書】特養にかかるお金

特養にかかるお金

両親ともに同じユニット型の特養(特別養護老人ホーム)に入っています。同じ月の請求書の写真を披露。実際にどれくらいかかるのか、リアル実情をさらけだします。

2023年1月の請求書


左側が、要介護3の母 103,586円。
右側が要介護4の父  132,470円。

2人合わせて、23万6千円程度がかかります。

加えて、ティッシュ、歯ブラシ、歯磨き、お茶以外の飲み物などは全て「差し入れ」が必要となるため、大体そういったもので月3−5千円かかっていますが、特養施設によっては施設負担となっているようです。

カルチャーショックを受けるけれど、保育園でもそうだもんね。

さらに、父の場合は、書籍に月1-2万円がかかっています。

なので2人合わせて大体月々25万円程度。


どうです?
高いと感じますか?それとも安いと感じますか?

「リーズナブル」と思った方

うふふ。実は、我が家の値段は「基準」より「下」になっています。

我が家の場合、介護保険負担限度額の申請をして、第3段階②として負担限度額があるため、約26万前後となっていますが、ないともっと高くて、2人で30万円を超えることになります。

「介護保険限度額」ってなに?どれくらい違うの?

最初のうちはケアマネさんも教えてくれず、知りませんでしたが、介護保険負担限度額の申請をすることで介護保険の費用負担を減らすことができます。

これが母の実際の認定証です。

例えば、食費だけとっても、1日で結構な額が変わってきます。

【日額】基準費用負担限度<第1段階><第2段階><第3段階①><第3段階②>
食費1,445円300円390円
(600円)
650円
(1,000円)
1,360円
(1,300円)
居住費
ユニット型個室
2,006円820円820円1,310円1,310円

食費の()は、ショートステイ利用の際の料金
参照:厚生労働省(サービスに係る利用料)

食費と居住費だけで1日781円安くなっています。1ヶ月31日計算だと、食費と居住費だけで2,4211円変わってきます。

すんごく面倒くさい限度額申請

ショートステイでの食費も変わってくるので、是非とも利用したい介護保険限度額の認定ですが、預貯金が基準額以下であること

・本人に配偶者がいる場合: 預貯金が2000万円以下
・いない場合: 1000万円以下

など条件があります。

そして、申請は介護者の負担になるほど面倒くさいです。毎年更新なので、その度に申請を行うために、銀行の口座にどれくらい預金があるか、年金についても資料を集め提出しないといけません。

これが毎年。さらに、我が家は確定申告を両親のものもしています。

申請は地域ごとですので、地域の地域包括支援センターに問い合わせましょう。参照程度に東京都中野区の申請方法について書かれたページを置いておきますね。

申請で足りないもの、記載が間違っている場合などは、つっかえされるので、私の場合は面倒ですが、窓口に行って確認をしています。

1−2週間すると届く認定証を、施設に提出する仕組みです。

まとめ特養費用は1人、1ヶ月でおおよそ15万円くらい…だから、「容易に特養入れろって言わないでよ!」の時に使ってみてください